ネガティブをポジティブに捉える。

ネガティブなことをポジティブに捉えるとはいったい何を言っているのかと思われるかもしれない。もっと正確に言うのであれば、自分がネガティブであることをポジティブに捉える。または、ネガティブなことをポジティブに言い換えてみると言えるかもしれない。

 

例えば、何事にも不安を感じ、物事の悪い面ばかりを見てしまうとする。しかし、それは言ってしまえば、誰よりもリスク管理がしっかりしており、物事の欠点を見つけることに長けていると言えるかもしれない。

 

ネガティブとポジティブは陰と陽である。光(陽)があるところに影(陰)がある。影があることから光のある方向がわかり、影の形から実物を見ずに物の形がわかる。

写真は、ネガを使ってたくさんのポジを現像する。(現在のデジタルカメラは違うが)

ネガがあれば、同じポジをたくさん作れる。

世の中の真理に近いものに諸行無常があると思う。これは少しネガティブな香りがする。しかし、この諸行無常(ネガ)に端を発すして、「やまない雨はない」、「人の噂も七十五日」などの(ポジ)を引き出せると思う。

 

文学も同じような事が言えると私は思っている。明るいポジティブな話ばかりの物語が面白いかといえば違うと思う。ネガティブな話の方が面白い。もしくは、山あり谷ありな物語が面白いのだ。ネガティブなところがあるからポジティブが際立つのだ。ネガティブな感情、感覚こそ人の根底を流れていて、時代を超えて人の心に届くと思う。

 

どうしてもネガティブな考えに陥った時、理性をもって論理的にそれを否定することは有効だ。そうすべきだ。物事に前向きに取り組むことは大事だ。

しかし、ネガティブな考えが悪い事だとは完全には言い切れない。いつもいつもネガティブに考えてしまって自分が嫌になる、という人はネガティブなことをポジティブに捉えてみたらどうだろうか。

 

優柔不断は慎重。融通が効かないは真面目。言い換えは簡単だ。

自分の悪いところを認めないで開き直っていては人間として成長しないではないか。

そんな風に思ったあなた。すぐに否定的な事が思いつき、別の面に気づくあなた。きっとあなたはネガティブな人だと私は思います。

ポジティブな人は最初から「オレ真面目だから」、「私は慎重に行動する事ができます!」と言ってしまうのだきっと。そして何より、ポジティブな人はこのブログを、こんな記事を読みにはこないだろう。

 もっと自分に自信を持ってと言われても、いやでも…とポジティブに絶対になれないあなたは少し開き直り気味の方が調子がよかったりするのだ。自分を無理やりポジティブにする必要はないが、必要以上に下げすぎる必要はないのだ。自分を下げすぎてしまうあなたはちょっと持ち上げるぐらいがちょうどいいのだ。

 

巷には、ポジティブが優れているという理論ばかりが溢れている。そんなことはない。ポジティブとネガティブは等価値だ。幸も不幸もない。そしてなんなら中庸が一番だと思う。

 

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