ベタベタで甘々の恋愛小説だけど好き(ネタバレあり)

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

 
君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

 

 人間誰しも自分の存在を肯定してくれる恋人の存在を望んでいる…のではないだろうか?私だけだろうか。

フィクションの世界でただ自分に都合のいいヒロインを作り出して仕舞えばそれはただの男の独りよがりの妄想だ。(作者が男か知らないけど)草食系の冴えない男子が、活動で活発的で元気な女の子と急に仲良くなり変化していく、ボーイズミーツガール。散々やりつくされたこのてのライトノベルにありそうな展開。もしかしたら飽き飽きしているだろう。

まぁ、私はそういうベッタベタなの好きなんですけどね(笑)

この作品はそれに一捻りいれている。ヒロインが病気で近々死ぬとわかった状態で始まる。上に書いたようなボーイズミーツガールでヒロインが死ぬというと似たような感じで、私は「四月は君の嘘」を思い出した。(ちなみに、この小説を読んだ後にアニメ「四月は君の嘘」のOPでgoose house「光るなら」を聞くと胸熱。)

そして、「四月は君の嘘」と同じなら私はこの小説をこんなに評価しなかっただろう。

この小説の一番いいところは、ヒロインが結局病気と関係ないことで死ぬことにある。

人間はいつ死ぬのかわからないのだ。それは平等で変わらない事実なのだ。誰にでも明日があるとは限らないのだ。明日言おうじゃダメなのだ。

それをガツンと突きつけてくる。それがこの小説のいいところだ。